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首相のお友達、加計学園の偽情報 

田原総一朗の意見(抄)

ついに支持率が上がりはじめた安倍内閣、何が起きているのか?

<前文略>

もはや安倍内閣は、問題と矛盾ばかりだ。当然、内閣支持率は落ちるだろう、と僕は考えていた。ところが違った。14日の共同通信の調査で、なんと、安倍内閣の支持率は、落ちるどころか、37%から38.9%に上がっているのだ。

日経新聞の調査でも、支持率43%と高いままだ。これは、非常に大きな問題だと僕は考えている。野党6党は安倍内閣に対し、麻生大臣の辞任、森友学園の疑惑解明など、4つの要求に応えなければ、国会審議を拒否するとしていた。ところが、これらの問題に何ひとつ応えていないのに、野党は審議拒否を止めたのだ。

それは、なぜか。これ以上、審議拒否することは、国民の反発を招くと、野党が判断したのだ。現に、少なからぬ新聞が、審議拒否はけしからんと、野党を叩いた。北朝鮮問題など外交問題が山積みの状況で、小さい問題にこだわっていると批判したのだ。

野党は、こうした批判に屈した。しかし、それでもなぜ国民は、安倍内閣を支持するのか。僕の長いジャーナリスト人生でも、これだけ問題山積みの内閣が、支持率を下げるどころか、上げるなんてことは初めてだ。与党も野党もメディアも、この初めての状況に、とまどっている。僕は、この国に何が起きているのかをしっかり見極めていきたい。

爺さんも同様の考えなのだが、これまでのドタバタに輪をかける事態が生じた。

加計学園理事長が首相に会って、国際的レベルの獣医学部設立について説明したら、首相から「いい考えだね」と言われたという趣旨を愛媛県がまとめていた。ところが学園理事長は首相と会っていなかったのだという。これが事実なら愛媛県、今治市、首相も騙されたことになる。

知事は、学園は事前に県に謝って記者会見すべきだと怒っていた。後の二者はなぜか、その気配なし。93億円も補助するという県、市の住民も物分りがいい。

これは直近のことなので、今後の世論調査で内閣支持率も変わるのだろうが、これで下がらなければ、首相はますます図に乗るだろうに。国民もこれらの案件に飽き飽きしているから、あながちないとは言えない。

かっての民主党政権がトラウマになっている国民にすれば、野党を信頼できないことも一因ではないか。



by taro012345 | 2018-05-29 23:57 | 世の中 | Comments(0)

定年後こそほんとの自分


by taro012345