玉石を見分ける
2008年 01月 04日
明日から勤務なので、ブログの投稿も少なくなる。で、今のうちに投稿回数を稼いでおこうなどと、みみっちい発想でこの話。
以前、NHKでやっていた「プロジェクトX」は企業内の開発者が多くでていた。その苦労話には、企業の方針で研究のテーマが中止されたり、上部の理解が得られない中でひっそり研究を続けて結果を出したという話もけっこうあった。現在でもあちこちで立消えになった研究は多かろう。
かって話したこともある青色発光ダイオード(LED)を発明した中村修二現カリフォルニア大学教授も、勤めていた企業の先代社長が1億円の予算を認めてくれたことで成功できたのだが、専門の研究者には実現の可能性が少ない研究方法だとされていた。
先ごろヒトの皮膚細胞から万能細胞(iPS細胞と命名)を作り出した中山京都大学教授の研究でも、似たようなことがあったらしい。
国の政策として科学技術創造立国の戦略的創造研究推進事業の一テーマに採用されていた
から、人的にも予算的な面でも恵まれていたことは想像に難くない。
2003年、テーマを採用する立場の専門家は、これをテーマとして採用すべきかに迷ったらしい。専門家の目には、実現の可能性が少ない研究方法であったという。
玉石を見分けることはプロでも難しいことのようだ。大きなテーマであるほど、飛躍した勘が必要だということか。
以前、NHKでやっていた「プロジェクトX」は企業内の開発者が多くでていた。その苦労話には、企業の方針で研究のテーマが中止されたり、上部の理解が得られない中でひっそり研究を続けて結果を出したという話もけっこうあった。現在でもあちこちで立消えになった研究は多かろう。
かって話したこともある青色発光ダイオード(LED)を発明した中村修二現カリフォルニア大学教授も、勤めていた企業の先代社長が1億円の予算を認めてくれたことで成功できたのだが、専門の研究者には実現の可能性が少ない研究方法だとされていた。
先ごろヒトの皮膚細胞から万能細胞(iPS細胞と命名)を作り出した中山京都大学教授の研究でも、似たようなことがあったらしい。
国の政策として科学技術創造立国の戦略的創造研究推進事業の一テーマに採用されていた
から、人的にも予算的な面でも恵まれていたことは想像に難くない。
2003年、テーマを採用する立場の専門家は、これをテーマとして採用すべきかに迷ったらしい。専門家の目には、実現の可能性が少ない研究方法であったという。
玉石を見分けることはプロでも難しいことのようだ。大きなテーマであるほど、飛躍した勘が必要だということか。
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goshouraku at 2008-01-06 14:57
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
中山教授の万能細胞で将来はパーキンソン病にも有益な治療が出来るようになるとのこと。夫の年齢との競争になりそうです。
(テーマからは外れたコメントになりましたが。)
中山教授の万能細胞で将来はパーキンソン病にも有益な治療が出来るようになるとのこと。夫の年齢との競争になりそうです。
(テーマからは外れたコメントになりましたが。)
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taro012345
at 2008-01-06 15:44
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> goshouraku さま おめでとうございます。
世界がいっせいに取り組んでいるテーマですから、進歩も早いと思いますが臨床までには、相当時間の要することでしょう。でも明かりが見えたと思えれば、元気も出るに違いありません。
世界がいっせいに取り組んでいるテーマですから、進歩も早いと思いますが臨床までには、相当時間の要することでしょう。でも明かりが見えたと思えれば、元気も出るに違いありません。
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kattyan62 at 2008-01-07 00:59
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taro012345
at 2008-01-07 10:43
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> かっちゃん 息子さんもおめでとうございます。
安定した仕事といっても、週3回程度の臨時ですから。歳も65歳となれば、先も短いわけで。
若い世代が安定した仕事がないということで、日本のこれからが心配です。経団連でさえ賃上げをいう昨今、需要を喚起して若者の安定した仕事づくりにつなげて欲しいものです。
安定した仕事といっても、週3回程度の臨時ですから。歳も65歳となれば、先も短いわけで。
若い世代が安定した仕事がないということで、日本のこれからが心配です。経団連でさえ賃上げをいう昨今、需要を喚起して若者の安定した仕事づくりにつなげて欲しいものです。
by taro012345
| 2008-01-04 14:10
| 世の中
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Comments(4)